トップページ > TOEIC 900点突破のための文法の学習法(Page2/3)
文法というくらいですから、本来は、「文」を作るためのルールであるべきです。そして、このルールが実際にどのような効力や制約を持って、英文の組み立てや構造をコントロールしているかは、教科書だけをどれだけ読んで身につけようとしても、まず、身につきません。
大切なことは、教科書から得た知識を、実際の「生きた」英文の中で、再発見、再確認してみることにより、それらの知識自体に「息吹」を吹き込んでやることではないでしょうか。
TOEICという試験も、実施団体がアメリカの機関というだけあって、文法に関する問題もまさに「生きた知識」が要求されるような構成になっていると思います。
よって、大学入試の時のような、ベタベタの「教科書英文法的な基礎知識」を問われるような問題というのはまず見かけることはなく、問題はどちらかと言えば、語彙や慣用的表現に関する深い知識のほうをより多く問われるような構成になっています。
そのように一見すると「文法理解」にダイレクトに関係する問題が少ないとはいえ、文法知識そのものが重要ではないということは全くありません。むしろ、正確で詳細な文法知識というものは、リーディングセクションの3パート全100問の中で手を変え品を変え、様々な形で正解選択を導く上で不可欠になってくるからです。
しかも、それらの知識というのは、正しい学習法を通じて、生きた知識になっていなくては、わずか75分という制限時間の中で、スピーディに、かつ、ほぼ無意識に、効率良く"フル活用"することは難しいでしょう。
それでは、「生きた」文法知識というのは、どんな学習から得ることができるのでしょうか?次章で私自身が実践して成功し、その後もウチのスクールで多くの受講生に効果が現れたオススメのやり方をご説明しましょう。
3.「生きた」文法は読解を通じて「語彙」と共に身につけよう!
「生きた」文法を身につけるためのオススメの方法とは?
それは、読解トレーニングを通じて、「コレは」と思うものが出てくるたびに、その都度、重要文法知識を確認していく、というやり方です。
例えば、私はかつて、助動詞の用法や、接続詞や関係詞の細かな使い分けのような問題がものすごく苦手でした。
それこそ、高校時代より、文法書を読んだり、参考書や問題集をこなしてみても、しばらくすると、また、混乱してしまい、わからなくなってしまうということを繰り返していました。
これが、特集でも書いたTIMEやNEWSWEEKなどの読解トレーニングを開始し、語彙の意味がわかってもなお文意が取れない時とか、ある語彙に複数の意味があったりして、どれを当てはめたら良いのかわからないというような時に、その文に潜んでいる、又は、文を「統治」している「意外」な文法事項をチェックしてみるようにすると、非常にスムーズに理解できていくようになったのです。
このような読解トレーニングを通じての文法学習というのは、私にとってはまさに的を得たものになりました。
当時、私は分厚い文法書を数冊所有していましたが、ほとんど、中身を読むことも無いまま、書棚に眠っていました。
しかし、読解トレーニングを文法を意識して行うようになると、どうしても、文構造や詳細な意味が取れない時に、それらの文法書を開いてみると、なるほど、詳しく徹底的に解説してくれていることが多く、「あ〜、買っておいて良かったな」とようやく思えるようにもなってきたのです。
読解トレーニングはそのまま「生きた」英文を読んで解釈するわけですから、前章で書きましたような「教科書知識」を、まさに、理想的な形で再チェックするうってつけの方法であると言えます。
しかも、このやり方では、いかなる知識も、「生きた」文脈と共に、「生きた」語彙を載せて理解、習得することができるので、TOEICなどの試験で「実践使用」するうえでは非常に頼もしい方法であると言えます。
事実、私は、初めて930点を取ったときには、文法知識に関しては、この読解トレーニングを通じて習得する以外には、他の学習はほとんどやりませんでしたが、実際の試験では、それまでには感じられなかった大きな効果を感じることができました。
文法問題であるパート5と6を解く際に、以前なら、それぞれ正解を選択するために、文法的根拠をあれやこれや頭の中で"説明"しなければ納得できないことが多かったのですが、その時の試験では、ほとんどの問題で正解をほぼ瞬間的に選択することができたのです。
その時の根拠というのは、教科書的な知識を元にするのではなく、単に「普通、こんな言い方はしないよな」とか「あ、これは、あの記事の中で見た使い方だな」というように、自分の中にある実践的な学習体験やそこから獲得した「生きた」知識こそが、役立ってくれたのでした。
4.英文法の知識をDead Stockにしないための私の方法!へお進みください。













